ネクストワールド・サミット(ネクサミ)からドラマティック・マネジメントアワード(ドラマネ)へ

中川貴之

1996年明治大学政治経済学部卒業。結婚式プロデュース会社、テイクアンドギヴ・ニーズの立ち上げに参画。役員として株式上場に携わる。

2002年10月葬儀業界へ転進、株式会社アーバンフューネスコーポレーションを設立し、代表取締役社長に就任。

2012年1月には代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)となる。

明海大学非常勤講師。

こんにちは、実行委員長の中川貴之です。

日頃より、たくさんのお力添えをいただきまして、心より感謝申し上げます。

さて、7年間皆様にご支援いただきましたネクストワールド・サミットが、第7期本大会2018年12月7日(金)をもって、ドラマティック・マネジメントアワードと、名称を新たにすることとなりました。

では何故、このドラマティック・マネジメントアワードと名称を変更したのか。そもそも何故、小さな葬儀会社の私が8年前にネクサミを立ち上げたのか。少々お付き合いいただければ幸いです。

私は、25歳の時、ブライダルベンチャーの立ち上げに携わりました。幸運なことにこの会社は急成長を遂げ、株式市場への上場という貴重な経験をさせていただきました。

しかしご存知の通り、ブライダルは労働集約型であり、プランナーの多くは女性です。彼女たちがイキイキと活躍してくれないと成り立たちません。きめ細かなお打ち合わせ、ご成約をいただく営業力、販売力、提案力、失敗の許されない緊張感など、華やかに見える世界とは裏腹に、彼女たちは日に日に疲弊していきました。

それでも一生懸命に頑張っている彼女たちを見ているうちに、会社として、彼女たちを幸せにしてあげなければならないという思いが強くなりました。

しかしその一方で、私自身が現場に縛られ、奔走されてはいけない。急成長する勢いの中、それでもイキイキと輝いて働いてもらうためには、どうすればよいのか。

その時に私が実践してきたマネジメント手法が、後の出会いとなる、森憲一先生が提唱されるドラマティック・マネジメント理論と大変近しいものだったのです。

その後、私は葬儀会社を起業しました。

少しずつ従業員が増え始めていた頃、ある会社の社内活性化イベントの映像に出会いました。

そこに映っていたのは、社内が一丸となって、皆が全力でお客様に向き合っている姿。

ハードな仕事にも関わらず、イキイキとチームで高い目標を掲げ、未来に希望を持って仕事を楽しんでいる。私の理想としている姿が、そこにありました。

この仕掛け人に会いたい!

念じれば通じるものですね。偶然にも、仕掛け人の森先生の友人だという方と出会い、森先生の著書ドラマティック・マネジメントを読み、ブライダルの時代に、私が実践していたのはこれだ!と思ったのです。

私が森夫妻の元へ相談を持ちかけさせていただいたのは2010年のことです。

それからは大変多くの時間を共にし、議論に議論を重ね、常に原点を振り返りながら、一つのカタチ「相互支援型勉強会」を考案しました。

そして当初、葬儀業界の活性化から始まったことから、ネクストワールド・サミットと命名されたのです。

私たちは、2011年から走り出しドラマティック・マネジメント理論の実践に、参加企業全員で取組んで参りました。

当初は、同業者で始まったネクサミですが、第2回からは業界の枠を外し、お客様、社員、社会にとって、より良い会社を目指そうと、想いを共にする多くの経営者、働く人たちと共に学び合う場へと変わっていきました。

そして7年が経ち、多くの会社が変化し、強く成長していく姿を見て、このドラマネをしっかりやっている会社、つまり、お客様や地域、社会をしっかりと見て、感じて、チームになって目標を目指している。そんなドラマネの基礎ができている会社が一番強いということに、改めて気づかされたのです。

そこで今、私たち参加企業が全員で取り組んでいること、共に目指している姿を、より明確に伝えていこうと、第7期本大会を機に、名称を変更するに至りました。

それこそが、名称を変えた意味であり、私たちの決意です。

名称は変わっても、設立の決意と想いはそのままに、未来に向かって真っ直ぐ進んでいきたいと存じます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

ドラマティック・マネジメント
アワード実行委員長 中川貴之